或る独りのろまんてぃすと

思いついたことを、支離滅裂に書いてる

まあどうにかPV100越え

先々週、先週に続いて、PV100は越えた。

200まではまだいかないかなあ。

先週より一週間早く越えたんだけど、なんか7月5日に30と異様に伸びたくらいで、あとはそんなに増えてはない。

まあそれより、飽き性のわたしが、よく3ヶ月もってるなあ、という方がすごいけど。

今月は、『炎蛹 新宿鮫Ⅴ』の記事にブクマついたけど、あれも古い作品だから、どうかなと思ってたよ。まあ、外来種の昆虫の流入というタイムリーな話題に乗っかって書いてみただけだったりしてね。

 『リベリオン』と同年、2002年公開で、やはりクリスチャン・ベール主演の『サラマンダー』、実は当時はこっちの方が好きだったかも。わたし、ドラゴンの出る映画は燃えるんで(笑)。ドラゴンの映画で外せないのが『ドラゴンスレイヤー』(1981年)。日本では劇場未公開で、1986年にビデオが出て、わたしはレンタルで観たけど、その後も日本じゃDVD化もされず、幻の作品となっているんだよなあ。そのうち記事書くかもしれないけど、とにかくうろ覚えだから、どうだろうか。

まあ、『青の騎士 ベルゼルガ物語』もうろ覚えで、あらすじとかネットで確認しながら書いたから、なんとかなるかもしれない、っていいかげんだなあ。

古めの作品の紹介記事が続いて、ちょっとは新しい作品もやらねばと思うけど、やっぱり思い入れのあるのは古い方だから、そっちの方が書きやすいのはたしかだ。というか、作品紹介以外のことも書けよという感じだ、実際今でもこのブログの注目記事1位は、自分の少年時代の入院経験の記事だし。

ということで、今後もよろしくお願いします。

 

 

鮫島警部、稲の害虫を追う~『炎蛹 新宿鮫Ⅴ』

昨今、ヒアリなど、有毒のアリが日本各地の港で発見されるというニュースが、世間を騒がせている。1995年には、やはり外来種セアカゴケグモが、大阪府高石市で発見されて以来、一部日本に定着してしまった。

で、大沢在昌『炎蛹 新宿鮫Ⅴ』である。

新宿鮫シリーズといえば、日本を代表するハードボイルド小説で、国家公務員Ⅰ種試験に合格し、キャリアとして警察庁に入庁したものの、いろいろあって新宿署防犯課(現在は生活安全課)に転属させられた、鮫島警部を主人公とする物語である。

キャリアだがはぐれ刑事という設定は、テレビドラマ『相棒』の杉下右京警部のモデルのひとつであろう。卓越した推理力と偏屈な性格は、島田荘司作の探偵御手洗潔がモデルかもしれないが。

現在長編10冊短編集1冊の新宿鮫シリーズで、実はわたしが一番好きな作品がこの『炎蛹』なんだけどね。

外国人売春婦連続殺人事件に、遠隔発火装置によるラブホテル連続放火事件、それに不法入国した外国人女性によって持ち込まれた、羽化すると日本の稲作に深刻な被害をもたらす未知の害虫“フラメウス・プーパ”の蛹を追うといった、三つの事件同時に発生し、それらの事件が微妙に繋がっていくという、たいへん読み応えのある作品だ。

また、普段は単独行動の多い鮫島警部だが、今作では、消防庁の調査官である吾妻、農水省植物防疫官の甲屋と協力しながら、これらの難事件の解決に尽力する。特に甲屋は、鮫島の捜査にも同行し、まるでパートナーのように行動する。前巻『無間人形』では、麻薬取締官の塔下が、組織と鮫島との信頼の間で苦悩するが、今回は鮫島、甲屋、吾妻それぞれ非公式ながら組織の枠を超え、知恵を出し合い、事件解決の糸口を探っていく。

さらに、その後鮫島の宿敵になる国際犯罪組織のリーダー、仙田勝(その正体は9作目『狼花』で明らかになる)の初登場回である。

“フラメウス・プーパ”は、ゾウムシの一種と説明され、爆発的な繁殖力を持ち、日本に定着すれば、日本の米はたちまち食い荒らされてしまう恐るべき昆虫である。ただしこの虫、作中の架空の存在なのだが。外来種は、一度定着してしまうとその駆除は膨大な時間と費用が掛かることとなり、やはり水際でくい止めるのが重要であることが、甲屋の口から語られる。

点であったそれぞれの事件が、線で結ばれ、解決していく。仙田の正体という謎は残るが、自分たちの仕事を全うする男たちの活躍が、読後感をたいへんさわやかにしている、おもしろい作品である。

炎蛹 新装版: 新宿鮫5 (光文社文庫)

炎蛹 新装版: 新宿鮫5 (光文社文庫)

 

 

 

最強の近接戦闘術?「ガン=カタ」

キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』(2014年)、そして続編『ジョン・ウィック キャプチャー2』も公開されたが、この映画、やはりヒットの理由は、ガンアクションとカンフーを融合させた、“ガン・フー”アクションだろう。拳銃による近接戦闘術に体術を組み合わせ、隙のない攻撃で敵を次々と屠っていく、なんというか極めてタイトな印象を与えるアクションだった。

しかし、キアヌといえば『マトリックス』(1999年)で見せた、けれん味あふれるアクションも捨てがたい。何しろ仮想空間内の闘いだから、物理法則を無視したあり得ないアクションもおもしろい。

まあ、香港映画『男たちの挽歌』(1986年)、『男たちの挽歌Ⅱ』(1987年)で見せた、2丁拳銃を縦横無尽に撃ちまくるアクションから発展した殺陣だが、このけれん味あふれるアクションの極北と言えば、

ガン=カタ

だろう。

ガン=カタ」とは、カート・ウィマー監督、クリスチャン・ベール主演のSF映画リベリオン』(2002年)に登場する、架空の格闘術である。

2丁拳銃を用い、統計から基づく相手の動きや銃口の向きを察知し、常にその死角に回り込みながら攻撃する。従って敵の銃撃は当たらず、こちらの銃撃や打撃を一方的に当てることができる。シューティングゲームで言うところの安地(弾の飛んでこないとこ)を見極めつつ攻撃するみたいなものですな。

www.youtube.com

この『リベリオン』、物語はこうだ。第三次世界大戦後、感情が争いを生むということから、国民は感情抑制剤の服用を義務づけられ、感情を刺激する、音楽・絵画・文学といった芸術作品は禁止されていた。そしてそれらに逆らう者たちは、「感情違反者」として、特殊捜査官「グラマトン・クラリック」の摘発を受ける。この「グラマトン・クラリック」が使う戦闘術が「ガン=カタ」である。主人公プレストン(クリスチャン・ベール)は、「グラマトン・クラリック」の職務をこなすうち、同僚のバートリッジが「感情違反者」となり、さらに「違反者」の女性メアリーとの出会いをきっかけに、この社会に疑問を持っていく。

トーリーだけ追うと、ジョージ・オーウェル1984』や、レイ・ブラッドベリ華氏451度』を思わせるディストピアSFなんだが、その重苦しさを打ち破るのがこの「 ガン=カタ」だ。

クライマックス直前、メアリーが処刑され(焼却炉で焼かれる、まさに焚書のイメージ)、プレストンも逮捕されるが、感情を爆発させたプレストンが反撃、最後はやはりガン=カタ使いでもある独裁者との一騎打ちとなる。

しかし、あんな至近距離で互いに拳銃撃ちまくっていたら、耳がどうかしそうな気もするが(上に張ってるムービー参照)。

とにかく、現実離れしてるが、要所要所で拳銃にリロードする細かい描写もあり、戦闘後謎の決めポーズあり、やたらかっこいいのはたしかである。

ウィマー監督の次作、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演『ウルトラヴァイオレット』(2006年)では、「 ガン=カタ」をさらに発展させたアクションを見せたが、興行的に不入りに終わったせいか、このアクションの系譜は途切れてしまった。近年のアクションはもっとリアル指向になってるところもあるし。まあ、それもいいんだけど、もうちょっと、映画ならでは超現実離れしたアクションも観たいね。

リベリオン-反逆者- [Blu-ray]