或る独りのろまんてぃすと

思いついたことを、支離滅裂に書く

映画

シュワルツェネッガーアクションの確立~『コマンドー』

『コナン・ザ・グレート』(1982年)で寡黙な古代の剣士を、『ターミネーター』で未来の殺人アンドロイドを演じ、アクションスターとしての地位を確立した、アーノルド・シュワルツェネッガー(以下シュワと表記)が、ようやく現代の人間(超人的戦闘力を持…

『君よ憤怒の河を渉れ』リメイクというか、なんか『狼ー男たちの挽歌最終章』っぽいぞ

少し前、2月9日に公開された映画『マンハント』。 全編大阪を中心に西日本でロケを行い、福山雅治(意外に刑事役は初めてらしい)も出演しアクションに挑戦した佳作である。 原作は、1974年に書かれた西村寿行作『君よ憤怒の河を渉れ』と、その高倉健主演の…

少年と巨大ロボットの友情

少年とロボットが友情で結ばれる物語が好きだ。 まあ『ドラえもん』なんかそうだし、『ターミネーター2』(1991年)でもいいかもしれない。主人公が少年じゃないし、人型ロボットでもないけど、『ナイトライダー』(1982年~1986年)もいいなあ。 等身大ロ…

祝祭日ホラー映画あれこれ

先週10月31日はハロウィンだった。 近年日本では、なんか仮装パーティーというか、コスプレイベントと化しているきらいがあるが、元々は古代ケルト人の祭で、秋の収穫を祝い、そして冬の訪れとともにやってくる魔を払う行事である。ケルトでは10月31日が一年…

何を今更二つで十分ですよ問題

「Give me fuor」 「二つで十分ですよ」 「No fuor,Tow,Tow,Fuor」 「二つで十分ですよ」 「And noodle」 「分かって下さいよ」 言わずと知れた、『ブレードランナー』(1982年 リドリー・スコット監督)の冒頭シーンである。 デッカード(ハリソン・フォード…

日曜洋画劇場でよくやってたなシリーズ~『未来警察』

米作家マイケル・クライトンと言えば、映画化もされた『ジュラシック・パーク』(1993年)や『アンドロメダ病原体』(1971年、映画邦題は『アンドロメダ…』)、TVドラマ『ER緊急救命室』(1994年~2009年)の原作『五人のカルテ』など、数々のベストセラーを…

シュワルツェネッガー主演映画おすすめ(しない)5選

アーノルド・シュワルツェネッガー。 ボディビルのチャンピオンから、アクション俳優に転身、数々のアクション映画に主演する。特に80年代から90年代にかけて、ほぼ毎年のように主演作が製作されて、数多の映画が公開された。その中にはもちろん名作も多いが…

日曜洋画劇場でよくやってたなシリーズ~『ヒドゥン』

その昔、デヴィッド・リンチ監督『ツイン・ピークス』(1990年~1991年)というドラマがあって、今年さらに新シリーズも製作されたんだが、まあ、当時はすごい人気ドラマだった。 その主人公、リンチ監督作品常連俳優カイル・マクラクラン演じる、FBIのクー…

最強の近接戦闘術?「ガン=カタ」

キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』(2014年)、そして続編『ジョン・ウィック キャプチャー2』も公開されたが、この映画、やはりヒットの理由は、ガンアクションとカンフーを融合させた、“ガン・フー”アクションだろう。拳銃による…

神がアブラハムに言った「息子を殺せ」~『ハンテッド』

少し前に、X-MENの(ヒュー・ジャックマン演じる)ウルヴァリンの最後を描いた、映画『ローガン』を観にいったのだが、映画が終わり、エンドクレジットが流れる。 すると、聞き覚えのある曲が流れた。 高名なカントリー歌手だった、ジョニー・キャッシュが晩…

マーク・ミラー映画作品のこと

ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる最後の作品、『ローガン』(2017年)が6月1日に公開された。 この映画の原案となったコミックが、『ウルヴァリン オールドマン・ローガン』なんだが、ストーリーを手がけたコミック作家マーク・ミラーは、『キャ…