或る独りのろまんてぃすと

思いついたことを、支離滅裂に書く

マンガ・コミック

真に邪悪なものは人類か~『死霊狩り(ゾンビーハンター)』

平井和正『死霊狩り(ゾンビーハンター)』が、この6月にハヤカワ文庫より全3巻合本で、復刊を果たしたぞ。 今年に入って、1月に、ハヤカワ文庫より『狼の紋章』『狼の怨歌』が復刊。2月に電子書籍で角川文庫版『死霊狩り(ゾンビーハンター)』、3月に集英…

S(少し)F(不思議)藤子・F・不二雄短編マンガの世界~『流血鬼』

リチャード・マシスン作『アイ・アム・レジェンド』(かつての邦題『吸血鬼』『地球最後の男』)は、1964年にヴィンセント・プライス主演で『地球最後の男』、1971年にチャールトン・ヘストン主演で『地球最後の男 オメガマン』、2007年にウィル・スミス主演…

S(少し)F(不思議)藤子・F・不二雄短編マンガの世界~『宇宙(そら)からのお年玉』

SFといえば、「サイエンス・フィクション(空想科学小説)」の略だが、その後SFのジャンルが広がると、必ずしも科学小説とは限らないということで、「スペキュレイティブ・フィクション(思弁的小説)」とも呼ばれたりしたが、藤子・F・不二雄先生は、自身の…

藤子バース、みたいなこと、やったらいいのに

アメコミの世界では、出版社(DCとかマーベルとか)が同じなら、作品が異なってても、それは同じ世界で起こっていることで、従ってそれぞれの作品の主人公のヒーローの共演するクロスオーバー作品の制作が、昔から行われてきた。 それが映画の世界でも、マー…

日本のスパイダーマンあれこれ

映画『スパイダーマン』全3作に、『アメイジング・スパイダーマン』全2作と、計5回単独映画化されたスパイダーマンだが、『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』(2016年)で、マーベル・シネマテック・ユニバース(以下MCU)入りし、そのMCU単独作品(アイ…

今読み続けてるマンガとかいろいろ

巻数が長く続くマンガは、もう読めないよな。 最近は、マンガは電子書籍で買うようになってきたが、やっぱりうちに本を置いておくスペースがないし。 とにかく、あまり長く続かなさそうで、おもしろいマンガはないものかと思って、本屋をぶらぶら回ってたり…

昨日の絶望も、今日の決意で、明日は希望に変わるかもしれない~アメコミ『スペリアー』

今回はがっつりいこう。 オタク高校生が一念発起して、リアルライフヒーローを目指して活動を始めたら、最初は大怪我するも、その活動がSNSで拡散され、徐々に話題になり、そのせいで、殺伐極まりない自警行為をやってる親娘に見込まれ、ギャングとの抗争に…

マーク・ミラー映画作品のこと

ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる最後の作品、『ローガン』(2017年)が6月1日に公開された。 この映画の原案となったコミックが、『ウルヴァリン オールドマン・ローガン』なんだが、ストーリーを手がけたコミック作家マーク・ミラーは、『キャ…

落ちこぼれの仙人さ

夢枕獏といえば、今ではやっぱり『陰陽師』の作者として、知られるようになったと思う。 実際、『陰陽師』は、マンガ化され、映画化され、TVドラマ化され、舞台化もされ、あらゆるメディアでも展開されているし、何しろ、単行本も年一冊、コンスタントに出版…

アメコミ読み始め

現在は、アメコミを原作とする映画も数多く制作され、ヒットもしていることで、アメコミの邦訳版も多く出版されるようになった。 でも、キアヌ・リーブスが主演した『コンスタンティン』は邦訳されてないし、三度も映画化されたのに『パニッシャー』もあんま…