『吸血鬼ハンター“D”』からTM NETWORKへの道
TM NETWORK(以下TM)といえば、『GET WILD』(以下ゲワイ)。『CITY HUNTER』アニメのエンディングテーマで、本編終了直前からイントロが流れ、エンディングに入っていく演出が斬新で、かっこよかった。今年発表30周年ということで、なんとライヴヴァージョンやカバーなど、様々なゲワイが36曲も収録されたアルバム、『GET WILD SONG MAFIA』が発売された。
まあ、わたしが初めてTMを知ったのは、その2年近く前だと思うが、ミニアルバム『TWINKLE NIGTH』(1985年)からだ。
収録曲『TWINKLE NIGHT あるひとりのロマンティストの生誕』は、このブログタイトルの元ネタだ(笑)
なぜ、『TWINKLE NIGTH』を買ったのか、菊地秀行『吸血鬼ハンター“D”』(以下D)がアニメ化され、その音楽担当に小室哲哉が起用、テーマソングもTMの『YOUR SONG』となった。そして、『TWINKLE NIGTH』には、『YOUR SONG』と、Dの劇伴を編集した『組曲吸血鬼ハンター“D”』が収録されているのだ。
このDのアニメを観たとき、何が印象に残ったか、それが音楽だったんだなあ。ビジュアルがちょっと原作イメージに合わなかったし、尺の都合上ストーリーも端折られてるし、おもしろくなかったわけではないが、もう一つ物足りない感じ、でも音楽は新鮮だった。で、TM NETWORKってなんかすごいな、って感想を抱いた。
以降30年以上TMを聴き続けている。
わたしがTMを好むのは、なんかやっぱり、SFやファンタジーを感じさせるところか。
電子楽器やコンピュータなど、デジタル機材を大量に並べたステージのビジュアルもそうだけど、何より楽曲に物語性があるところがいい。
アルバム『CAROL』(1988年)なんかは、その集大成的なものだけど、シングル『1974(16光年の来訪者)』はファーストコンタクト、『DRAGON THE FESTIVAL』(1985年)は、秘境冒険ものな内容だしね。
とにかく、今でもTMの曲聴くと、元気がもらえるのは確かで、今後も聴き続けるんだろうな。